消耗品


今回、元気でいられることの有り難みをシミジミと感じた。

歳をとって、身体が思うようにいかなくなった人が一様にいうのが

「こんなになって情けない・・・」と。

自由に動けた昔を思うと、忌々しさとの葛藤なのだと思う。

「申し訳ない」という思いと「わかってもらえない」という思い。

今回わかったのは、

身体は、目に見えないダメージが少しづつ蓄積され、いつか起動停止するということ。

気がつかないうちに、少しづつヒビが入っていき、

それを騙し騙し使っているうちに、ある日パリンと割れるような。

発症する時は突然でも、長年の蓄積の結果なのだと思う。

若い頃は無理がきいても、年がいって病気が色々出てくるのは、

そういうことが多分にあるように思う。

自分の身体は自分しか管理出来ない。人によって耐久性も違う。

大切に使っていくことにする。

モノを大切にするのはすべてに共通することで、

思いやりの延長線上に自分に対する労わりを忘れないようにしないと。

主人の母もこのところ体調が思わしくないようだけど、

お互いお見舞いにはいかず、家でゆっくりしてようねと電話で話をした。

診察中にも叔母から2度ほど電話が入っていて「病院に連れていって欲しい」ということだったけど、

今は私も無理なので断った。

自分のことを一番にするスタンスは崩さないようにする。

出来る時は何でもする、でも出来ない時は出来ない。

と、思ったら、

今日主人の母から電話があってお墓でゲリラ豪雨に打たれているらしい。

タクシーも繋がらないと。

急いで迎えに行くと、一部道路も冠水してた。

母はずぶ濡れで寒がっていたので、うちにまず連れて帰って、

下着から何から私の服に着替えてもらった。

あら!

よく似合う(笑)

靴もぐっちょりで貸して欲しいというので、

私のを履いてもらったら、履きやすいらしい。サイズが一緒で良かった。

服も靴もあげたら喜んでもらってくれて、お小遣いまでもらってしまった。

今日はどこもすごい雨だったようで、みんな大変だったんじゃないかな。

そのあと、漏電ブレーカーが落ちた。

ん?

再度入れ直してみたけど、しばらく使うと落ちる。

漏電だ。

電器屋さんに電話してから、来てくれるまで、うちだけ停電。

エアコンも扇風機も使えない・・・・・

暑い。

しかも雨がひどくて吹き込んでくるから窓も開けられない。

ムシ暑い。

暗くなってから電器屋さん来てくれた。

この雨でエアコンの室外機に雨が回ってしまったのかもと。

もう15年は使っているエアコン。

「買い替えになりますね。」

ぎょえーーーーーー。

「エアコンっていかほど?」

「30万くらいかな。」

ぎょえーーーーーー。

「エアコンってそんなにするの?めまいがします(笑)」と言ったら

「いや、今使われている方のが高いですよ。」と言われてしまった。

ラクラします。

先週は掃除機が壊れて、今週は私とエアコンが壊れて、

インターフォンも調子がよくないので、これも取り替えてもらうことにした。

そろそろ寿命の給湯器も取り替えてもらおうかと意気込んだけど、

「ジャグジーの給湯器なので高いですよ。」と言われたのでヤメタ。

ますます、心臓が痛くなりそうです(涙)

でも、

町の電器屋さんっていいなぁ。

こういう人たちを地域で大事にしていけるようなそんな町づくり、大切に思う。