解釈
コーランの教えを読んでいた時、
『目には目を。歯には歯を。』で、その解釈を自分がいかに間違えて捉えていたかを知った。
目には目を。歯には歯を。
随分と怖ろしい制裁かと思っていたが、
これは
やられたこと以上の仕返しをしてはいけないという教えで、
感情では、1つ殴られたら、2つ殴り返さないと、気がすまない気持ちになるが、
1つ殴られたら、1つ殴り返すほどで、気持ちを抑えなさい。
それ以上に相手を恨むな。という『教え』らしい。
おぉ〜〜〜〜〜
それなら、わかる。
少なくとも
左の頬を殴られたら、右の頬を差し出す教えよりは、納得出来る。
それが今度ユダヤ教を読んでいたら、
『目には目を。歯には歯を。』
これは、相手がどのような者であれ、損害に対して、正しく賠償せよというあくまで『教え』とのこと。
今は人は平等が当たり前になっていて、
裁きも平等であることが前提だけど、
そうでない時代の方がむしろ長く、たとえ奴隷であっても
された痛みは誰でも同じで、誰に対しても同一の掟(賠償)でなければいけない。
なんでそれが悪意的な解釈になってしまったのだろうか。
いや、悪意でなく
『目には目を。歯には歯を。』
文字通りそこだけ読むから、文字通り・・・に、なってしまったのだ。
知らないということは、怖ろしいことです。
文字や言葉は難しい。
悪意をもって聞くか(見るか)、善意ををもって聞くか(見るか)で、いかようにも解釈出来る。
要は、私自身の問題。