必読本

日本人とユダヤ人 (角川文庫ソフィア)/イザヤ・ベンダサン
¥540
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気になるところに線を引いていたら、ほとんどのページに線が引かれ、

もっと気になるところはページの角を折っていたら、折り目だらけになってしまった。

40年前の大ベストセラーを今になって読むなんて、

私は40年・・・は、無理としても、30年はもったいないことをした。

30年の悲劇汗30年の不幸汗

こういう本に出会うのは、早ければ早いほどいいと思う。

途中まではサラっと簡単に読めて、

途中からは

聖書、世界の歴史書、日本の歴史書、経済の本を引っ張り出して、

わからないとこは調べながら、

読むのに、少し大変だったけど、

この本のすべてを私の栄養にしたい。

私がどれだけ無知であるか・・・・・

すべて1から勉強しなければ。

でもあまりに多くのことが書いてあって、

私の記憶装置のキャパを遥かに超えていて、

一気に詰め込むと、最初の記憶というのは、薄れてしまうらしい。

だから、恋を忘れるには、新しい恋をするのがいいらしいけど。

(そういう点では、私の脳は優れているけど)

もっともっと

脳に貼りつくような記憶力が欲しい・・・・・


ユダヤ人にとっては


生まれてから死ぬまでが教育であって


それが宗教そのものの教えでもある。


私がユダヤ人を理解出来ないわけも、


ユダヤ人が私を理解出来ないわけも、

ユダヤ人が守銭奴といわれる理由も

ユダヤ人が賢い理由も


心が理解した。


私はユダヤ人を理解は出来なくても、

ユダヤ人を心から尊敬する。

パレスチナの争いは、土地争いでも民族の争いでもない。』

こんな風にいわれると、

私はすっかり戸惑ってしまう・・・・・

いや、元々自分からあまりにも遠い所(精神的にも地理的にも)の話で

興味も無く、突っ込んで考えなかった。

自分に、意味の無いこと、利益にならないことは無関心でいられる。

これが日本の実学主義教育の弊害で、

単なる学問だけでなく、人間の精神に係わってくる問題に思う。

『精神を形成するのは教育である』

私は、学ばなければいけない。