サロメの乳母の話

サロメの乳母の話 (新潮文庫)/塩野 七生
¥420
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まぁ、お遊びの本でした(笑)

どの話も軽いウイットで面白く作れているけど、話が浅いあせる

でも、この本に出てくるブルータスにしても、アレキサンダー大王にしても、フランチェスコにしても、

もっと知りたくなったから、

契機となる本なんじゃないかな。

トロイア戦争って、

ただの神話なのかなー。

あまりにも設定細かくて、私には史実にも思えちゃうけど、

トロイア戦争の発端が

人間が増えすぎて、減らす為にゼウス(神様の王様)が起こした戦争というから、

神話なんだろうけど・・・

今、世界の人口が70億人(この50年で2倍増)。

暮らしていける食料は40億人分ほど。

人間の半数近くは飢えてることになる。

世界平和といったって、

これから、益々世界の人口は増えて、

資源も食糧も足りなくて、どう考えても平和が遠くなっていく。

余計にエネルギー争奪が厳しくなって、ゼウスがいなくても戦争になりそう。

人間を小さくする方法を考えてる人もいるみたいだけど、

その発想もすごいなーアップ

でも、無茶苦茶な話でも、人類が生き延びるには、ありえない発想が必要に思う。

人は、壊すのが好きで、

作ったら・・・次は壊したくなるものなんじゃないかな。

子供の積み木みたいに。

地球がここまでくるのに50億年もかかったのに、

壊すのは、きっと一瞬なんだと思う。

もしくは

ゼウスの気まぐれか。

人類すべてが、幸せに暮らすは、

多分、

自然的な部分では無理で、

個人の心の部分にしか存在しないんじゃないかな。

お金のある人たちは、ある程度の希望をもつことが出来る。

でも、今お腹がすいて餓死寸前の人には、神という見えないものに希望をもつしかない。