敬。
*今日の朝礼(安岡正篤 一日一言)*
子供は家にあって愛だけで育つと思ったら大間違いで、
愛と同時に敬を求めてる。
人間が進歩向上する一番大切なことは
敬する心を発達させることであり、
それによって始めて恥を知ることが出来る。
敬う心・・・・・
うちの母は
「藤子、結婚するならお父さんのような人を選びなさい。」
いつもそんなふうに言ってた。
(いや冗談じゃない!)と思うけど、
その一言でわかる。
自分の娘にそこまで言うほど
母は父を尊敬していた。父のことが、だ〜い好きだった。
そして父は母を何よりも大切にしていた。
それだけの両親だ。
他に何も見当たらない(笑)
でもそれで充分。両親のそんなところを私は何よりも尊敬している。
夫は、会社でどうあろうと
そこはたいして問題でない。
要は、
妻に尊敬されているかどうか。
妻が夫に対し尊敬の念をもっているということ。
これが子供にとって
とても大切なことに思う。
生活を共にするということは、尊敬がなくては出来ない。
愛だけでは出来ない。
たとえ実の親でも尊敬出来なければ難しいと思う。
彼はご両親をとても尊敬していた。
「うちのおふくろはね、毎朝必ず親父の靴を磨くんだよ♪」
とても嬉しそうに言う。
それだけで、どんなご家族か想像がつく。
まさしく親の背中。
親であれ、
教師であれ、
上司であれ、
敬う人がいるということは
天の恵みみたいなもんかなー。
ありがたいと、思わなくっちゃだなー。
敬の心が発達してくると、
必ず相対的に自分の低い現実を顧みてそれを恥じる心が起る。