団結



東京電力が、福島第1原発事故当時50歳以上だった役職社員を原則として全員、

事故に伴う福島県内での復興業務に投入する方向で検討していることが21日、分かった。

転勤後は賠償、除染、廃炉などの作業を担当する。

やはり東電は苦慮していたのですね。

『役職を解いた上で、本人の同意を前提に福島に転勤してもらう。』と、

この時期にこういう計画を発表したこと、東電の苦渋の決断を私は評価したいです。

東電の本気に感謝です。

起きてしまった事故はもう無かったことには出来ない。

今は起きたことをいつまでも叩いている場合ではない。

東電、政治家、官僚だけでどうにかなる話でもないと思う。

世界中、あっちもこっちも「なんで同じ国民同士団結していかないんだろう」と思うけど、

日本も武器こそ持っていないけど、単なる叩き合いな気がします。

こんな時こそ国民全体で『みんなでなんとかしよう』と手をつなぐ方向にしていく必要があって、

『絆』という言葉が日本列島を駆け巡ったことを一過性のものとしたくない。

無駄に不安を煽るような報道はやめて欲しいし、風評被害もあってはいけないし、

国民同士敵であってはいけない。まず、国民ひとりひとり出来ることはなんなのか。

日本が本当に試される時で変われる時だと思います。

東電から依願退職者もかなり出そうですが、それを責めることもしたくない。

ただ、私も50だから思うのですけど、

50にもなれば10年後に発症したとしても、仕方なくはないけど、

これも『天命』と、子どもたちの未来のために自分の培ってきた技術と命を捧げる人生も悪くない。

そう思えるような気がします。

我欲でなく人のために何か出来るって、とてもありがたい事だと思うのです。

初めて、他の国の志願兵の気持ち(誇り)が少しわかった気がします。

戦争ほど醜いものはないけど、国を守るという使命は喜びでもある。

神なんていなくても日本人は崇高で、団結の強さ、助け合う優しさ、技術能力の高さ。

こんな状態になっても、国を呪わず、一致団結で立ち向かう気概が必要に思うし、出来ると思う。

安倍総理が世界に向かって発信してしまった危うい誓いを本物にし、信用を得るためにも、

もう東電を責めているだけでは、どうにもならないし、

いかなる予測不能な事故も起こりうる。

考えてみれば、世界中、どこだって予測不能なことは起こるわけで、

日本だけ安全が保証出来ると思う方が、思い違いだと思う。

不測な事態が当たり前なら、安全は努力をしなければ手に入らない。

日本の資源は水だけですが、一番の資源は人間だと思います。

日本人は全然レベルが違う。他の国がついてこれないくらい違う(笑)

水しかないから努力し、ここまでなった。海は命です。

安倍総理が「国民みなさんの知恵と力を貸して下さい。」と『英国のスピーチ』のようにやればいいのに。

総理が国民に助けを求めちゃいけないのかな。

1人で「大丈夫です」なんて言ってるより、余程人間らしいと思うのだけど。

私がテレビで見た時には、汚染水の漏れって、土のうや吸水スポンジで堰き止めていたけど、

えーーーーって思ったよ。

放射能という先端科学の産物でも原始的な方法しかないんだね。

日本中、世界中の頭脳集めても、これが最善の策なのかな。

色々悲惨ではあるけど、それらを克服してより力強い国になっていくんだと思う。