音律と音階の科学



音律と音階の科学―ドレミ…はどのようにして生まれたか (ブルーバックス)

音律と音階の科学―ドレミ…はどのようにして生まれたか (ブルーバックス)

時々友達と音楽の勉強をしている。

「音楽の勉強をしたいけど、何がなんだかわからない。楽典?なにそれ・・・?まったくわからない。」

という友達に、わかる範囲で教えているのだけど、

教えるって難しい・・・・・

説明しようとすると、どんどん原点に向かってしまう。

私「んと、コードってわかる?」

友達「わからない。」

私「そうだよね・・・じゃードレミファソラシドってわかる?」

友達、しばらく考えて「わからない。」

そうだよね(汗)

尋ねた私がおバカでした。

「ドレミファソラシドって何?」と、漠然と聞かれて答えられる人はそうはいない。

私だってわからない。

いや、習ったことは習った。

音ってなに?

音階(ドレミファソラシド)ってなに?

って、

これ数学的な話になる。

私はシンセサイザイー科で、周波数とやらの勉強をして習ったけど、

それ以外で、触れた記憶がほとんどない。

でも、人は思うと思うんだ。

曲にはなんでドレミファソラシドしかないのかと。

なんでドレミファソラシドなのか。

ドレミファソラシドって、そもそもなんなのかと。

友達に説明しようと簡単な楽典の本開いても、ほとんど触れてないなぁ。

初めからドレミファソラシドありきになっている(笑)

この本を読むと、わかりやすい。

この本を買おうと思ったのは、この本の著者のプロフィールが

名古屋大学プラズマ研究所、日本原子力研究所などなど、物理学者なのです。

楽家からの視点と違うから面白い。

観点を変えると、見え方が変わってくる。

なんでも『それだけ見てると』かえって肝心な部分を見てなかったりする。

ドレミファソラシドを説明にするには

まず音階とはデジタルであるということ。

人間の欠伸「ふぁ〜〜〜ぁ〜(´O`)」は、アナログです。

鳥もドレミファの音階使って鳴いてない。アナログです。

ドレミファソラシドとは音を人間がデジタル化(数値化)したものです。

だから『レ』だけど、ドに近い方のレ。ミに近い方のレ。ってあっても、それは音符には表れない。

(口で説明すると「心もちフラット(シャープ)気味に〜」となりますが)

そういえば、YMOって、その音符に表れない微妙なとこ(リズム)を打ち込みでズラしたりしてたよね?

そういうことした先駆者かな・・・?

まぁそれは置いといて、

音とは周波数で、

ドレミファソラシドとは、周波数の比率で出来ています。

基本波の周波数を3倍して3倍波にする。

そして、その3倍波をまた3倍にする。これを繰り返すと、

ド(基本波)→ソ→レ→ラ→ミ→シ→ファ♯→ド♯→ソ♯→レ♯→ラ♯→ファ

という音が得られ、次にまたドに戻る。

これを音程順に並べると、ド(ド♯)レ(レ♯)ミファ(ファ♯)ソ(ソ♯)ラ(ラ♯)シド

の12音程となる。

ピタゴラスが生み出したので、これをピタゴラス音律といって、今一般的に使われる12音階の元です。

か〜〜〜なり端折っていうと、こんな感じかな。違ってるかな・・・?

教えるというのは、自分のわかっていない部分が浮き彫りになるわけで、

言葉にするとか、文章にするとか、アウトプットが出来て初めて自分のものになるってことなのだと痛感。

大人になると勉強しても、本を読んでも、インプットに偏ってしまうので、

自分のもの。まではなかなかいかない。で、若い頃に学んだことは忘れてる。

本気で学びたいと思ったら、インプット→アウトプウトをセットにしないとダメってことか。

ブログで防備録とすることくらいはやらないと。。。な、感じです。