ブラスバンド


友達から1年以上借りっぱなしの『のだめカンタービレ』DVDを全部みた。

ようやく返せる(汗)

こういうの見ると、吹奏楽やってた時のこと思い出す。

中学校の時、ワーグナーの葬送行進曲と出会った。

それは、私がそれまで知ってるクラシックとは全く違う世界で

魂ごとどっかもっていかれるかと思った!

地獄から天界まで連れていかれたよ・・・・・

クラシックとはこういう世界だったのかと。

それまで聴いてたモーツァルトショパンには無い世界。

こんな世界、中学生にどう表現しろと?!

で、その頃

軽音部の方からは『スモークオンザウーター』のジャッ!ジャッ!ジャー!が聴こえてきて。

歌は聴こえずに、この地獄のようなエレキ音だけが繰り返されて『なんじゃこりゃー』の世界。

多分これが私の初HRの世界だったんじゃないかな。

担任の先生が教えてくれたのはフォークギターだったから。

岡林信康ってフォークの神様がいてね、みたいな世界が

突然、エレキで脳天ぶち破られるような、ジャッ!ジャッ!ジャー!

これが誰のなんて曲かも知らなかったけど、このサウンドにヤラれました。

私の音楽の世界は、

この『ワーグナーの葬送行進曲』と『スモークオンザウォーター』をほぼ一緒に知って、

おかしくなっちゃったんじゃないかな(汗)

音の魔力ですね。今も迷走してます。

今、この歳になって両方初めて聴いたとしても、もうあの時の衝撃は無いと思う。

音楽を愉しむのに、いい時代だったと思う。

レコード針はいいものを買おうと無理してたけど。

吹奏楽は、あまりいい思い出ない。

1年生は3年生と口を聞くことも出来なかった。

神かと思ってたよ(笑)

それくらい威厳もあったし、上手かった。

とにかく厳しくて、私の学年は一緒に入った人たちみんなヤメちゃって、

結局3人しか残らなかった。

私はクラリネットで、コンクール前夏休みは、みんなコンクールの練習で、

でも私は1人だけ他の部屋でドレミファソラシド・・・・・って基礎練習だけ。

クラは1年生はコンクール出れない。他のパートの子は出てたけどね。

私は夏休み中ずっと教室でひとりぼっち練習(涙)

曲なんてとんでもない。毎日ド〜〜〜レ〜〜〜ミ〜〜〜。

時々、そのまま忘れられたり・・・・・・

その時の疎外感は、思い出したくもないなー。

球拾いとかなら、まだみんなが見えるとこで出来るからいいけど、

私なんて本当に練習始まりから終わりまで1人別室で自習だもの(涙)

コンクール終わって3年生いなくなって、ようやく私も一緒に練習に参加できて

嬉しかったな〜♪

2年生になったら今度は下級生がいっぱい入ってきて、

上と下が力あり過ぎて圧迫感あったけど、なんとか3年間続けた。

吹奏楽は今思えば体育会系なとこあった。

3年生になって、

1年生にどんな子がいたかまったく記憶ないから、私もいつの間にか雲の上にいたのかな。

1年生から見て、3年生は憧れの存在でないとね!

私の目指すとこは、そんなもんです(笑)