手塚治虫はどこにいる
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手塚治虫が特別好きなわけでもなく、
マンガ自体ほとんど読まない。知らない。
それなのに不思議と興味を持って手に取ってしまった。
そのコラボの妙なのかな。
この本は、手塚治虫のマンガの検証です。
それも、<描線>と<コマ>からの検証。
読んでて・・・
よくわかりません!(笑)
よくわからないけど
感じます
多分・・・
夏目さん、
言葉の無いモノを
言葉で一生懸命説明しようとしてる。
その苦心加減に、伝わってくるものがある。
例えば
人の魂を、色と体積と温度で説明するような・・・
この本は、そんな難解な作業を
マンガの大好きな子どもの心で
マンガを心から愛する大人の手で表現しようとしてる。
こういうのって
男のロマンなんだろうなーって
うん、男のロマンを読むと言うより感じさせてもらってます
男って、ロマンそのものだと養老先生は言うけど私もそう思う。
そこが凄くセクシー。
生(せい)そのものなんだもの。
夏目房之介のマンガに対する思いとか
養老先生の虫に対する思いとか
ホント女性から見ると、
「そんなことどーでもいいから、早くご飯食べちゃってよ!」と言いたくなるんだけど
実は、ある種羨望の眼差しで観ているんだなーこれが。
1泊2日の人間ドッグで暇を持て余して、待合室に置いてあった手塚治虫の『火の鳥』を手に取った。
火の鳥は、テーマがとても重い。
それなのに、↓突然こんな遊び心が入るとこが手塚治虫面白い(画像はサムネイルにしてます)
火の鳥は、理不尽です。
描いてある世界も理不尽なら、私の見る目も理不尽で、やりきれない気持ちにさせられます。
死んでしまった人間より、生き残ってる人間の方が悲しくさえ思えます・・・
火の鳥は人々が夢や希望を抱く中で、苦しい現実を描いています。
それは未来永劫続いていくのです(輪廻)
火の鳥を読んでから
私は次に生まれ変わるなら犬がいいけど、
それが無理なら、せめて虫ケラに・・・
人間だけはヤメてくれー
と思うようになりました。
こんな私ではまた人間に生まれかわってしまうのかもしれないですが
今回、人間に生まれてきてしまったので、
とりあえず人間をやらないといけない・・・とは思ってます。
それは人間を楽しむというよりは、
人間として、哀しみも喜びも感じることです。