せめて一度の人生ならば
池田理代子『せめて一度の人生ならば』
人生がたった一度しかなくても、
だからと言って頑張れるわけでもない私には痛すぎるこのタイトル(-"-;
でも、この本好き
私の叶えようともしなかった夢が満ち溢れてる。
好きすぎて付箋だらけで、付箋の意味がなくなってしまった。
池田さんが出会った本、絵画、18世紀フランスの美しき女性たち、映画、そして訪ね歩いたヨーロッパ、
それらがギュギュギュっと濃縮されている。
読んでいると自分が、
ちっちゃな金魚鉢の中で泳ぐ金魚・・・にもなれてないか・・・
もう存在してるのかどうかも怪しいくらいだ。
未だに根無し草で、浮いて、彷徨って、気付けば元の場所から然程も移動してはいない。
そんな自分の人生をひとつひとつ振り返ってしまった。