風立ちぬ
序曲・春・風立ちぬ・冬・死のかげの谷の五部編成。
冒頭、
「それらの夏の日々、一面に薄(ススキ)の生い茂った草原の中で・・・」
で、始まる。
いきなり「それらの・・・」だもん
それがまた、コチラの感性を秘かに呼び起こしてくれるわけで( ゚ ▽ ゚ ;)
ホント恐れ入りますわん。
全面詩のようです。
文章が叙情で
余白の部分があらすじ・・・そんな印象。
とにかく序曲がいい。
つか
序曲の前半だけでいいかもΣ(・ω・ノ)ノ!
他が、かすんでしまいました(-"-;A
クラッシック音楽を聴いていると
第1楽章、第3楽章は好きなんだけど
第2楽章は、暗くて好きじゃないから聴かない。
と、まさにその感じ。
『冬』は書いてる本人も
書きたくなかったんじゃないかなと思うくらい苦しく感じる。
そして最終章の『死のかげの谷』はレクイエム。
この小説は、まんまクラッシック音楽ですね。
白樺の林。たまらなく好きです。