学問のススメ その?

学問のススメ(現代語訳)、面白かったsei

四方八方に向かって、ものすごく考えさせられた。


学問のススメと言うと

『天は人の上に人を造らず・・・・・』

に、要約されるのかと思うけど、

それは冒頭の一節なだけ。

しかも前に触れたかもしれないけど、それは諭吉の言葉じゃないし。

諭吉が一番伝えたいことではないと思うし、

諭吉、ガッカリしてるだろうな。

と言うか、諭吉の性格からして怒ってると思う。

この本の内容を全部が全部肯定は出来ない。

だけど、

力がある。言葉に。

かなり乱暴なモノの言い方で、

現代なら校正されてしまうであろう箇所てんこ盛りだけど、

それだからこそ、諭吉の思うところハッキリ伝わってくる。

私は現代訳で読んでるわけで、

これ実際原文ではどんな言葉使って書かれているのか興味あるとこだけど、

文語体で読むまでの熱意は無いのが残念だったりする(笑)

私の頼るところの禅宗など

禅坊主なんて言っちゃってるし、かなり否定的です(笑)

でも

諭吉の言わんとすることも、すごくわかる。

自分の信じるものを否定されると言うのは


とても重要なことだと思う、実は。

TVのCMは、

「綺麗になるよ〜 身体に良いよ〜 美味しいよ〜」

商品の良いとこばかりを毎日毎日繰り返し伝えてくる。

ある意味マインドコントロール(笑)

物事、良いところばかりではないはずです。

本当に知りたいのはほんの僅かであっても欠点の方だったりする。

本でも、人でも、TVでも、

自分の信じているのもが、信じるべきものなのか、疑うべきものなのか、

だからね、

諭吉は言いたいんだと思う。

真実を見抜く力をつけなさい。


学問しなさいって。

TV見るのだって、真実を見抜く力をつける学問だよ(とは、言ってないけどw)

『学問するものは、がんばらなければいけない。』

この至極簡単な一文が、私は好きです。

良くない?

『がんばって、学問をしなければいけない』じゃないんだよ?(笑)

学問をするものは、がんばるのだ!

間違った学問や、役にも立たない学問を身につけるくらいなら

何も考えずにボケーっとTV見てた方がマシ

ってことなんだと思うよ(笑)

で、

学問のすすめとは、どんな本かと言うと、

日本国民としての在り方。

それを説いた本だと私は思うよ。