ベクトル

命をみつめて (岩波現代文庫)/日野原 重明
¥1,050
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95歳 現役医師。よく新聞コラム等で拝見しますが、本は初めて読みます。

私の言いたいことが端的に書いてありましたので、載せてみます。

みつめるということ。


必ずしもそこに到達できないけれども、


ベクトルはそちらに向いている。


ベクトルが向いているということが命なのです。


そのベクトルを向けるというのはよほど強いインパクトがないとできない。


ある本を読むとか、ある人に会うとか、あるいはある不幸に出会うとかいうことが大きな衝撃となって


その人の生きる方向が変わってくる。


意味の転換が起こる。


それを回心というのです。


われわれの考えが一新する、価値観が変わってきます。

ベクトルという適確な表現方法があったのですねaya

自分の表現力の乏しさを感じます。


私はね、

欲を捨てちゃったわけじゃない。

ただ欲の方向(ベクトル)が、変わっただけ。

だから、苦しくない。

いつも、思いは何も変わらないですは

自分を唯一の頼りに思えたことで、

ベクトルは初めて動いた。↑↑

見えるものだけ捉えて心で操作しようと思ってもベクトルは動かない。

価値観、世界観が足元から変わってしまったから、

全てを感謝の気持ちで受け止められる。

私は、海♪

そんな感覚になっています。

大波小波、様々あっても海はいつも海。

そこで魚が元気に泳いでたらいいじゃないですかsei

なんも憂いはない。

(欲を捨てよう、捨てよう。)苦しみから逃れるため、ただそんなふうに思い込もうとしても、

それは自分の心を偽り、歪めているだけなので、結局無理が生じる。

それはまだベクトルそのものが動いてない。

私のベクトルは、どうして動いたんだっけ?

目覚めたのは、TVで見た宇宙飛行士秋山さんの生き方。

手を引いてくれたのは、三浦綾子さんの小説銃口の中の言葉の数々。

「どうしたらいいかわからん時は、自分の損になるほうを選ぶといい。

大体それがまちがいないと思うよ。 自分が得するようなことに出会った時は、人間試される時だと思う 」

身体を作り、畑を耕しながら、いつ嵐が来ても最小限の被害ですむよう日々準備と心構えをしておく。

闘う相手は誰でもない、自分。

充分根を生やし、その自信を糧に覚悟をもつ。

自分の弱さや醜さから逃げるのではなく、苦しみとひたすら向き合う。

苦しみを癒してくれたのは、キリスト教や仏教や禅の教え。

そして解放&

そんなかな? もう忘れちゃったsei

秋山さんが、宇宙に行ってくれなかったら私は今でもグズグズ泣いていたかも。

宇宙に救われました(笑)