苦しみのもたらすもの
尼僧が語る「愛の法話」45編 幸せは急がないで―人生の岐路に立つあなたへ! (光文社文庫)
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↑画像が無いじゃん(泣)
8人の尼僧さんのお言葉が45話。
おひとりに傾倒するのも良いですが、1冊で多くのお坊様の声を聴けると言うのも良いものです。
中に、胸を突かれた一文がありました。
『一刻も我慢できないほどの苦しみに導かれて、薬を飲もうとするし、
他人の意見に耳を傾けようとする。
そして傷口から教えがしみ込み、傷口から後光が差してくるようになるのです。』
この言葉に、ポロポロ涙が出ました。
なんも特別なことでなく、自然の流れ。
なんの苦しみもない時には、どんなことばも右から左どころか、かすりもしない。
苦しみを背負って、初めて目も耳もそして心も開くことが出来るんじゃないかと思います。
苦しみが苦しみしかもたらさないなんてことない。(ことはないと、思いたい。)
私は、今の自分自身に満足しています。
私の置かれた状況とか立場でなく、内側の自分に・・・という意味。
私を救うのも、私の寂しさを癒すのも、私が唯一アテに出来るものも、自分♪
なので、わざわざややこしい思いをするような男も、
今年着たら来年は着れないような服も、
一瞬で飽きるような娯楽も
なんだか、はかなさばかりが感じられて、とても手を出したい気になれないのです。
自分の内側にさえ満足していれば、他は案外どーでもよいものだなーっと(笑)
『苦しみが私を救う』
苦しみは、自分から望んだって得られるものではないから
苦しいことは、有難く受けなさい(笑)って。
どこかにそんな言葉もありました。
苦しんだことは、別に有難かないですけどね(大粒涙)