禅。
私は、一番大切なものを捨てることが出来た。
捨てた♪捨てた♪
と、喜んでいたのですが、
禅の心では、
捨てたと口にすることは、
「捨てた」ということにまだ執着する思いがある。
『それを捨てなさい。』
と言うことらしいです
まだまだ道のりは長いです(笑)
だいたい、
「楽しい思い出も忘れなさい。」
と言うのです。
楽しい思い出は考えているうちには、苦しい思い出にも繋がると。
確かに心は、一つづつ壁で分けられているわけではないですから、思考は果てしなく続いていく。
『過去の思い出にすがるのをやめること。大事なのはいま、あるがままの現実。』
禅の道は厳しいです(笑)
でも、厳しい言葉は嬉しいお説教です。
目の前の人間にお説教されるのは嫌いですが、本のお説教は大歓迎。
今読んでいる本。
こころ休まる禅の言葉 (河出文庫)/著者不明
禅の心は、お料理の本から興味を持ちました。
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野菜を自分で育てるようになって、野菜を美味しく調理したくて、
目に留まった一冊の料理本。
自然の恵みの色の柔らかさは、料理本と言うより、写真として眺めているだけでも心が和みます。
そして、言葉も優しい。
野菜でも果物でも、命あるものによって、自分の命が支えられています。
自然の恩恵と、多くの人の労力が注ぎこまれています。
私はいつも調菜するに際して、自分はそれに応えるだけの勤めを果たしてきたか
そして、与えられたからにはそれらをすべて生かしきることが大切と、
常に、反省と感謝の気持ちをこめて調理をすることを心がけています。
料理は、慈しみであり、思いやりの心であるということ。
本には、そのようなことが書かれてました。
私は、反省しながら調理は出来ないですけど、
食を大切に思う心が、少しだけ育った気がします。
なので、お肉もお魚も何でも食べます。何でも好きです。
食べる前にお祈りもしません。いただきます!と言うだけです。
ただ、どのような教えも
良いものは良い。
好きなものは好き。
でも無理なとこは無理(笑)
それだけです。
智慧ばかりがついて、実際の精進はまったく出来ていなのが実情です。