ローマ人からギリシャ人に

また何度か寝ちゃったけど、『東ローマ帝国』みおわった。
十字軍なのに、何故ヴェネツィアのことばかりなのかなーと、思ったら、
十字軍遠征の目的は、イスラム勢力から聖地エルサレムを奪還するため、
東ローマ帝国ローマ教皇に救援を依頼し、西ヨーロッパのキリスト教信者たちが志願、遠征をするのだけど、
第4回十字軍遠征で、要請を受け負ったヴェネツィアが、
東ローマ帝国の首都コンスタンティンノープルを陥落してしまった。
ヒィ!!!明智の「敵は本能寺にあり」みたいだ!
コンスタンティンノープルを陥落した兵士たちは3日間の略奪を許された。
無茶苦茶な話だ。
東ローマ帝国は、けっこう金ピカピカでしたから、みんな持って来ちゃったんでしょうね。
それから西ヨーロッパは活気づいて、隆盛を極めるようになる。

ローマはラテン語で庶民は読み書きがほとんどできない。
東ローマは、貧しい人たちも食と教育を受けることが出来た。
なので、十字軍には無法者が多かったことも記されている。
陥落から命からがら逃げて、東ローマの亡命政権を作るのだけど、周りから
「あなたたちはギリシャ人でしょう」と言われる。
ギリシャは征服されローマ人となったのに、
そのローマ帝国のローマ人であることが誇りだったってことなのかな。
それはキリスト教のせいなのか、
ローマ帝国が近代的都市に思えたからか。
それが東ローマが滅亡して初めて
「あっ・・・自分・・・ギリシャ人だった・・・」と思い出したのかな???
欧州というと西欧に目がいってしまうけど、
これからは東欧にも目を向けるようにしよっと!