極論
アルジェリアの人質事件で、日本だけ情報もらえなかったのも、やはり日本は特殊なんだろうね。
島国でのんびりやってきたから、諸外国との秘密裏の連携の必要性など無かった。
ヨーロッパでそんな風にポツンとしてたら、明日には領土は無くなってしまう。
そういう何千年を過ごしてきた国と、島国日本の体質は違いすぎる。
昔は、のんびりでも良かった。
でも時代は変わって、
今はスピード時代、状況に応じた情報が命。
今は戦争も変わった。
対敵国でなく、国境を越え、世界中に散らばるテロリストとの戦いになっている。
その情報収集は、世界各国が協力体制をとらなければ、とても自国のみで賄えるものではない。
各国の協力体制の中で、日本から情報が駄々漏れでは困る。
日本だって原発を抱えているのだから、そこを標的にされる可能性はある。
なんの縛りもない今の日本はテロリストにしてみればスパイ天国になっている。
特定秘密保護法とは、国民の安全のための法律だと私は受け取っているのだけど。
でも。
世界各国でこれだけテロ事件が多発しているのに日本国内はテロの標的になっていない。
情報からも蚊帳の外だけど、テロのターゲットとからも外れてる国なのかな。
その理由を考えると、
一番には、原理主義が主体のテロリストたちと日本人は、宗教、民族間の対立がない。
テロ活動する方だって命をかけるわけで、命をかけるほどの根深いかかわり合いがない。
宗教上の対立は紀元前からですからね、彼らには現実としてより観念としてあるもので、
理論や理屈じゃないんですよね。
それと、日本は金銭的な面で大きく国際貢献しているので、敵対するよりカモの方が都合がよい。
日本でのテロ行為はメリットよりデメリットの方が大きいのかもしれない。
ただ、オリンピックが開催されるとなると、テロの標的になる可能性も大きくなるでしょうけど。
9.11アメリカの多発テロ以来どこの国の政府も秘密保護を強化し、国民の知る権利が脅かされています。
それはどの国でも悩ましいことです。
国家による監視活動が強まることで、人権侵害も起きます。
そこに警鐘をならしながらも
身の安全を考えれば強化せざるおえないのが、今世界の流れのように思います。
日本人は、安全保障と自分の距離感がありすぎて、
それより、政府の隠蔽体質、経済の立て直し。そういったことの方が身近なのだと思う。
国民が対外的な危機意識をそれほどもっていない。
何かあったら、何かあってから、考える。
多分それでは後手後手になるのでしょうけど、平和だからかな。
日本には日本のペースがあって、今はまだその時ではないのかも。
シリアのような独裁政治の国では最初から国民に知る権利もなければ、メディア活動も出来ない。
中国では、全国民の携帯もすべて国で把握しているようなので、
メールなどのプライバシーも無いに等しい。
これも一党独裁ゆえで、国民は国の管理の下におかれている状態で、
それを考えれば、日本の民主主義は国民が手にした大切な宝物で、
政府が秘密をもつことは、民主主義から国家主義にむかってゆく懸念があることを
理解出来ないわけではないですけど、それはマスコミが好む極論で、あまり建設的な意見ではないと思います。
この秘密保護法がなんでこれほど大騒ぎしているかといえば、
問題が、イデオロギーの対立のようになっているからなのですね。
人権侵害を人権侵害と声を出せること。このことに感謝です。
日本は一応、与党と野党があって与党の暴走を野党が止める役目にはなっている。
民主が政権とった時は、止められてばかりで、再生が遅々として進まなかった。
自民圧勝になった今は、国民の思惑関係なく法案はまず可決されますからね。
でも、物事を強引に進めて良いことなんてないと思う。
獲得票数と獲得議席数が比例しない今の選挙方法を再考するのが望ましいかも。
あとは有識者会議とやらで、どの程度チェック出来るか。
有識者にどんな人が選ばれるのか、
今までのように、自分たちで作った案を自分たちの身内がチェックするようでは、チェックにならないですから。
有識者を選ぶ有識者が必要になってくるということが永遠に続くパラドックス(笑)
大丈夫なのかな・・・