つくし

今日はお天気が良かったので、つくし摘みニコニコ


藤子のブログ

本当は、もうちょっとしてから(桜の終わる頃)出てくるモノの方が美味しいらしいけど

『春』を待てなかった(笑)

ぷつん、ぷつん、と土手でつくしを摘んでいると、

自分があまりに平和すぎて

今、この世の中で起こっている悲しい出来事がとてもとても遠く感じる。

なんでこんな世の中になってしまったんだろうって哀しく思っても

考えてみれば

私が子供の頃見ていたウルトラマンでもゲゲゲの鬼太郎でも

「元は人間の身勝手な自然破壊によって生まれた哀れな怪獣(妖怪)たちなんだよ。」

ずっとずっと昔から言われ続けてきたんだよね。

『自然破壊はいけない』

その言葉は何度も何度も聞かされわかってはいたけど

結局は

社会はあれから何も変わらず今日まで来ている。

こんな世の中を見ると

私はアダムとイブを思い出す。

絶対食べてはいけないと言われていた『禁断(知恵)の実』を食べてしまったふたり。

彼らは食べた後、裸でいることが恥ずかしくなって葉っぱで身を隠すのだけど。

それは、恥ずかしさの象徴であって

本当は

『人は悪いこととわかってても、やってしまうこと』

『人は良いこととわかってても、出来ないこと』

そのことに気付いて恥ずかしくなった。

自然破壊はいけないとわかってはいても

やってしまうんだよね・・・・・・・

アダムとイブの頃から人間は何も変わらない。

汚れた川に住む魚は、その汚れた川があっていて 澄んだ川には住めない。

澄んだ川に住む魚は、その澄んだ川があっていて、汚れた川には住めない。

この世の中が、

汚れた川ならば

私はそこに身をまかせるしかないって思う。

聖なる街では、この汚れた身は多分息苦しくて死んでしまう。

あきらめとも違うけど

私は先頭きって流れに逆らって泳ぐ鮭にはなれないのだから

この汚れた川の中で

わずかな食べ物を漁りながら

少しでも居心地の良さそうな場所を探して生きていく。

もし、活きのいい鮭でも出てきてくれたら、喜んでついていくけど、

そんな他力本願で変わるほど世の中は甘くないとも思ってる。

本当に・・・

なんでこんな世の中になったかと・・・残念でならない。

そんなことを考えながら、

あっちで、ぷつん、ぷつん、

こっちで、ぷつん、ぷつん、

ガンバッテ生きているつくしに少しだけごめんなさいしながら、

摘んでいく。

あ〜〜〜こういう時間がたまらなく好きだ〜〜〜〜〜


家に帰って洗って、

鞘(ハカマ)を取るのは手間だけど、

ほのかに泥くさいつくしの匂いに癒される。

そうして、つくだ煮が出来ましたナイフとフォーク

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