風来坊。
久しぶりに井沢元彦の本を読んでます。
猿丸幻視行は、私の中では推理小説という枠からはみ出した最高の推理小説だと、今でも思ってます
今回読み始めたのは、
井沢式「日本史入門」講座〈1〉和とケガレの巻 (徳間文庫)/徳間書店
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この人は歴史家というより小説家かな。
これも日本史入門ではあるけど、裏口入門みたいな感じだけど(笑)
私はやっぱりこの人好きだなー。
美味しいとか不味いとか、
面白いとか面白くないとか、
そんなものは、それぞれの感性。
お料理でも、本でも、私が好きか嫌いかだけで、人に薦めはしない。
万人に向けて薦めるべきものなどありゃしない。
多分、この手の本は賛否否否否両論w、喧々諤々だと容易に想像がつくが、
史事をつらつら書き並べてあるよりは、数段日本の歴史に触れている気がする。
起こった事柄を必死に憶えるよりも、日本人とはいかなる生き物か、
それを今生きている私たちがどう捉え、どう参考にし、どう歩むことが必要か
それが歴史を学ぶことだと思う。
暗記より、関が原の采配について感想文でも書かせた方が余程役に立つように思う。
で、読み始めたのですが、
日本史を知るに当たって、世界無くしてはありえないと言うことで(私もそれには同意)
四大文明から始まって
神話へさかのぼり、
また宗教にwww
ただ無学の私にも、すっごくわかりやすいので、さすが小説家だなーと。
井沢の目・歴史の目 ?
日本の教育の大きな問題点が「宗教無視」
これは明治以来の悪しき伝統だ。
諸外国に追いつけ、追い越せと科学技術ばかりに着目して、宗教を顧みなかった。
だから、結局、宗教で成り立っている世界のことがわからない。
宗教オンチな日本人ばかりになってしまった。
私は、宗教を持つということでなく、
相手を知る
という意味で大切に思う。
井沢元彦は好きで、いくらでもこの人の本を読んいきたいけど、
それをしたら私は反対側を知らない傾いた人間になっていくように思います。
傾くのは60歳からでいい。
今回右へ寄れば、次は左へと。
善悪でも好き嫌いでもなく、今は物事こだわらず風のごとく歩んでいけたらいいなと思ってます。